しつけ・行動のお悩み

「犬が「お手」できない。正しい教え方は?」

犬のしつけは、犬と飼い主の信頼関係を築く大切なプロセスです。このプロセスが上手くいくことで、犬は安心感を得て、よりスムーズに新しいコマンドを覚えることができます。

たくさんあるしつけの中でも、「お手」は特に身近で親しみやすいコマンドです。それができるようになることで、犬とのコミュニケーションがより深まります。

「うちの子、お手ができないんです…」


犬を飼っていると一度はぶつかるこのお悩み。周りの犬はみんなお手してるのに、うちの子だけできない。そんなとき「頭が悪いのかな?」「しつけに失敗したのかな?」と不安になりますよね。

しつけをする際には、「お手」ができるようになるまでの過程を楽しむことが重要です。そして、犬がうまくできた時には、たくさん褒めてあげることが、さらなるやる気に繋がります。

でも大丈夫。お手ができない理由にはちゃんと原因があり、正しく教えればどんな子でも覚えられます。

この記事では、犬が「お手」を覚えない理由と、正しい教え方のステップ、やってはいけないNG行動まで詳しく解説します。

まだ理解していない

怖がっている・不安を感じている

  1. 初対面の人に手を出されて驚く
  2. 過去に無理やり手を触られて嫌な思い出がある
  3. 体調が悪い、疲れている

飼い主さんの悩み

「しつけ難しいですね!」

「根気よくやっていくしかないです

「失敗の積み重ねですね」

「そうですね。長い目で見ていきましょう♪」

など、心の安心感が足りないと「お手」どころではありません。

ステップ① 落ち着いた環境を整える

テレビや他の犬が気になる環境では集中できません。まずは静かでリラックスできる場所で行いましょう。

ステップ② おやつを使って関心を引く

犬が好きなおやつを持ち、片手で見せてからもう一方の手を犬の前に差し出します。

また、「お手」を教える際には、犬がどのように反応するのか観察しながら進めることも大切です。犬の性格や気分に応じて、アプローチを変えることで、より効果的なしつけが可能になります。

犬が不安を感じることなく、安心して参加できる環境を整えるためには、愛情たっぷりの声かけが重要です。声のトーンや表情を工夫して、リラックスした雰囲気を作りましょう。

おやつを使う際には、犬が本当に好きなおやつを選ぶことが成功のカギです。市販のものはもちろん、手作りのおやつでも良いでしょう。特に香りが強いものは、犬の興味を引きやすいです。

ステップ③ 自然に手を乗せたら「お手」と言う

犬が興味をもって手に触れてきたタイミングで
「お手!」とコマンドをかけ、すぐにおやつを与えながら褒めます。

このとき重要なのは、**「触った=いいことが起きた」**という記憶をつけること。

コマンドをかけるタイミングも非常に重要です。犬が手に触れた瞬間に「お手」と言うことで、犬にとってその行動がどれだけ迫力のあるものかが伝わります。

ステップ④ 自分から手を出すまで根気よく待つ

また、犬が自分から手を出すようになるまでの過程を楽しみ、忍耐強く待つことが、犬との信頼関係をより強固にします。犬はあなたの反応を見て行動を決めています。

初めは手を乗せない犬もいます。その場合は犬の前足をそっと取って手のひらに乗せ、すぐにおやつを与えます(強く引っ張らない)。

繰り返すうちに、自分から手を乗せるようになります。

練習を短時間にすることで、犬は集中力を保ちやすく、楽しい経験にすることができます。10分程度の短いセッションを複数回行う方が効果的です。

さらに、褒めるタイミングを逃さないことで、犬はより多くの成功体験を積むことができます。「お手」ができたら、その瞬間に「よくできたね!」と声をかけ、愛情を注ぎましょう。

ステップ⑤ できたらすぐ褒めて、練習は短時間に

一度でも「お手」の形ができたら、すぐに褒めて終わりにするのがコツ。
長時間のしつけは犬も疲れて集中力が切れます。

しつけには時間がかかることがあります。特に犬がストレスを感じやすい場合、リズムよく進めることができるように、犬の様子を観察しながら調整しましょう。

怒鳴る・叱る

できないからといって怒鳴ると、犬は混乱してやる気を失います。

何度も手を引っ張る

しつこく手を引くと、嫌な印象がついて「お手」が嫌いになる可能性があります。

ごほうびをあげない

「できて当然」としておやつを省略すると、犬のやる気が下がります。

プロのドッグトレーナーに相談することも、犬のしつけには非常に有効です。彼らは豊富な経験を持っており、個々の犬に合ったアプローチを提案してくれます。

ポイント

プロのドッグトレーナーに相談するのもひとつの方法です。

・個性として手を使いたがらない犬種もいます
・前足を触られるのが極端に苦手な犬もいます
・他のトリック(おすわり、ふせ)ができるなら、無理に「お手」にこだわる必要はありません

「お手」は、しつけの中でも特に楽しいコマンドです。成功体験を重ねることで、犬との絆を深め、飼い主も楽しい時間を過ごせるよう努めましょう。最終的には、愛犬との素晴らしいコミュニケーション手段となります。

「お手」という行動は、飼い主が教えないと自然には覚えないコマンドです。
特に子犬の場合、まだ言葉の意味も、指示のルールもわかっていないことが多く、「手を差し出されても何のこと?」という状態です。

お手ができない理由には「知らない」「怖い」「やる気が出ない」などの原因があり、無理やり覚えさせるのではなく、「楽しい!」「できた!」と思わせることが大切です。

焦らず、褒めながら、短時間で楽しく練習を続けてみてください。
きっといつか「はい、お手!」と元気に応えてくれる日が来ます。

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